生活支援体制整備事業
生活支援体制整備事業とは
高齢化の進展に伴い、地域では、ひとり暮らしの高齢者や高齢者夫婦のみの世帯が増えています。高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、医療や介護サービスだけでなく、日常的な「生活支援」や「介護予防」が必要です。
上里町社会福祉協議会では、日常生活のちょっとした困りごと(例:ゴミ出し、庭の手入れ、電球交換等)を、地域の住民同士で支え合う体制づくりを目指しています。
この事業を推進するために、「生活支援コーディネーター」を配置し、地域づくりに取り組んでいます。
生活支援コーディネーターの役割
- ①高齢者のニーズ、地域資源の把握
- ②資源開発(地域に不足するサービスの創出、サービスの担い手の養成、高齢者等が担い手として活動する場の確保等)
- ③ネットワーク構築(関係者間の情報共有、サービス提供主体間の連携の体制づくり等)
- ④ニーズと取り組みのマッチング(地域の支援ニーズとサービス提供主体の活動のマッチング等)
これまでの取り組み
上里町と委託契約を締結し、高齢者の生活支援・介護予防サービスの体制整備を推進していくにあたり、モデル地区である賀美小地区において、ちょっとした困りごとを住民同士で支え合う組織「賀美安心サポートの会」が令和3年度より活動を開始しています。
この取り組みを他の小学校区にも広げていくために、生活支援コーディネーターが地域支え合いの仕組みづくりを支援しています。令和4年度は、社協神保原支部組織員を対象に、計4回に渡り意見交換会を開催。日常生活の困りごとおよび担い手を把握するため、神保原小地区にお住まいの18歳以上を対象に「地域支え合い活動に関する住民アンケート調査」を実施しました。令和5年度は、アンケート調査結果を踏まえて、住民同士の支え合いの仕組みをつくることになり、現在、具体的な体制づくり等の準備を進めています。
①相談を受けるコーディネーター
②ゴミ出しをする協力会員
③草刈りをする協力会員
④立ち上げ準備の話し合い
(神保原支部)